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2009年5月18日 (月)

ろう者賞賛(4) Clayton Vally

Clayton今日は、故クレイトン・バリーClayton Valli博士について書こう。
私の人生上一番大きな影響を受けたろう者の一人。
社会言語学博士であり、米国手話詩の詩人でもある。
1998年秋に初めてお会いし、来日できないかと交渉して、1999年秋に来日を実現した。
当時、ろう者自身の手話を用いて詩を創作することが考えられなかった。バリー博士の詩学理論を聞いて、創作できることを教えられた。

Fc1563680971社会言語学研究論文を、セル・ルカース博士共著『アメリカ手話の言語学』に載せられている。非常に評価が高い研究論文であると知られ、多くの手話言語学研究論文に引用されている。
私も読んで、フィールドワークのあり方、実験環境の作成について、多く学んだ。
http://books.google.co.jp/books?id=mfS3GlTLAUMC&pg=PA193&lpg=PA193&dq=Clayton+Valli+deaf+poem&source=bl&ots=QpQhNB4byx&sig=JStrH7r-QxYTb_Jom3mwQWQueA8&hl=ja&ei=Az4QSsPGMKfa6gP3gMHvDQ&sa=X&oi=book_result&ct=result&resnum=2#PPR13,M1

950354それから、バリー博士の米国手話詩、特に、『Hands(手)』が世界中有名な詩の一つ。
世界中、手話詩創作に関わっているろう者なら誰でも知っていて、知らないとモグリと言われているほど、大変有名。私も何回も見ても感動させられる。
私の一番お勧めであり、次のURLで注文することができる。
http://www.dawnsign.com/support/aslpoetry.html

最後に、『たんぽぽ』の米国手話詩ビデオを収めたものがある。

バリー博士は、2005年頃、手術後の心不全により、亡くなられた。
エラ・マエ・レンツ女史と共に、手話文学の礎を固めたろう者の一人が、世の中から去ったことが、本当に心が痛い。だがしかし、我々は、バリー博士を忘れてはならないと思っている。

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