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2009年4月25日 (土)

ろう者賞賛(2) Clark Denmark

ろう者賞賛2回目は、英国のクラーク・デンマークさんClark Denmarkを紹介しよう。

Clark02現在、英国・セントラルランカシャイ大学University of Central Lancashireで教鞭をとっておられる。
2006年まで、ブリストル大学University of Bristolで教鞭をとっていた。私が初めてお会いしたのは、2001年のブリストル大学ろう者学研究センターでした。
クラークさんは、スコットランド出身で、BBCで時々出演している奥さんと一緒に暮らしている。

英国のろう学校を出た後、ギャロデット大学へ留学するが、途中で英国へ帰国。英国で大学に入り直して、コンピュータ工学を専攻。

英国ろう協会で、確かに1980年代に、大きな議論が話題となった。それは、ろう者の存在意義、ろう文化・手話の定義・意義に関して、肯定派と否定派に分かれて激論が交わされていたことが、英国ろう協会機関紙に載った。
肯定派は、クラークさん。否定派は、名前を失念した。
クラークさんは、ろう者集団と手話について文化人類学的に理論を述べ、ろう者間に交わされる手話が大切だと主張し、否定派の主張は手話が劣等だということだったと思う。
ある意味では、英国ろう者界の大きな投石だったといえる。
あれから、クラークさんは、英国内で、多くの手話教師を育成した。
1995年に検討が始まり、2005年に施行された英国・障害区別条例DDA(The Disability Discrimination Act)に、聴覚障害者の情報保障は「手話と文字(字幕)」明記の働きかけとなった運動の1人でもあった。
彼は、ろう者としての生き方を一貫し、ろう者としての信念をもち、人生を歩いている。この姿を、私は大きく学んだ。

クラークさんの話しぶりさはなかなかいい。
http://www.ac2.com/uclan/people/clarkdenmark.html

人々の記憶:英国ろう協会編
Clark01
http://www.youtube.com/watch?v=KkiKXJ54t_E
ダイアナ元妃殿下をまつわる話で、クラークさんのところに、英国手話を習いに来た頃の思い出を語っている。若いクラークさん姿、痩せていたのである(笑)。

他に探せば、幾らでも沢山出てくる。

<参考>
DDA
http://www.opsi.gov.uk/Acts/acts2005/ukpga_20050013_en_1

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