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2007年6月12日 (火)

特別支援教育の行方は?

日本における今のろう教育は、「ろう学校」から「聴覚特別支援学校」へ移行するといった、大きな変換に差し掛かっている。
特殊教育の「特別支援教育」理論をまとめた刊行物が、様々な大学や研究機関から発行されている。
文部科学省も刊行されている。

文部科学省
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/001.htm

しかし、残念なことに、ろう教育に関しては、手話導入や手話教育の文字すら見つかっていない。
過去に、文部科学省がろう学校現場に手話を導入することを公にしたが、教育理論上では実現できていない。
誠に残念だ。
幾つかの理論を読むと、「補聴器等」という表記が多く出されているが、「手話、或いは、日本手話」という表記は大抵出ていない。
「日本手話」を明記した理論が一つ見つかった。それは、宮城教育大学だ。

宮城教育大学
http://www.kyoiku-shuppan.co.jp/books/4-316-80116-3.html

全日本ろうあ連盟が「ろう教育」に関して掲げているのは、「ろう児・生徒の集団生活が重要」。
特別支援教育理論には、ろう教育は集団生活の重要を述べたものが見当たらない。明記しているものはたぶんないと思われる。

いろいろな理論や刊行物を読んで、まず印象に残ったことは、「特別支援教育は、地域校に力点を入れているが、特殊学校の性質・機能の向上に注力してはいない」と感じられた。
このスタイルの特別支援教育をそのまま続けると、ろう教育は、時代逆行となるのではないか。
そういう危惧感を、今のろう学校から感じ取れていない。
今のろう学校はどうしたのだろうか。

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