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2006年10月14日 (土)

27年振りの函館

20061012_103研究発表のための出張で、函館へ行く機会に恵まれた。
函館は、高3の修学旅行以来であるので、年数を数えてみたら、何と、27年振りだ!
4半世紀を越える再訪問だ!

修学旅行当時、進学に悩まされて、同級生のことも悩まされて、気分が晴れず、暗い思いの日々だったと、記憶が蘇って来た(笑)。
当時、青函トンネルがまだなかったので、青森まではくづる、青森から函館まで青函連絡船で渡ったのだ。
だが、しかし、記憶は昼間に函館山から眺めた遠景と、石川啄木像だけだ。
なかなか思い出せないのだ。苦笑い。
空港からの連絡バスが函館駅前に着いた時、ロータリー周辺の景色は、高層のホテルばかり。
あの当時は、広いロータリーがあって、閑散な雰囲気だったと思い出したので、見違えて驚いた。
青函トンネル開通と共に廃止となった青函連絡船は、博物館となって、保存されている。
ホテルに荷物を預けてから、まず訪れたのは、次の画像の、この博物館だ(笑)。
20061012_013デッキを踏む度に、修学旅行で同級生と乗り、仲間と賑わしたことの記憶が、ゆっくりと蘇って来た。
懐かしく思った。
一番上のデッキから、函館駅方向を眺めることができる。
しかし、車道の橋がずっとつながっていて、港という雰囲気や面影がもうなくなっていた。
青函連絡船から降りて、列車が止るホームへ歩いて行くことが、私にとって珍しく、貴重な経験であったと覚えている。その面影がなくなったことが、ちょっと、寂しかったなぁ。
研究会が終わった後、参加者の多くは、もう1泊をとって、翌日の土曜日に帰るという方々が多かった。
私は、翌日に会議予定が入っている為、どうしても、最終便に乗って帰京しなければならない。
夜7時35分発の最終便に、右窓側の席を取ったので、ばっちり、函館の夜景が見れたのだ。
20061012_077ブレがあり、あまりきれいに撮れなかったけど、形がわかるので、それでよしとしよう(笑)。

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公立はこだて未来大学

10/12-13は、仕事関係(研究発表)で、北海道函館市へ出張してきた。
研究発表の会場は、公立はこだて未来大学。
研究発表より、この大学の建築の方が非常に興味深かった(笑)。
まず、次の2枚の画像は、大学の外観。南南西方向に函館山を仰ぐことができる。

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次の3枚が、内部。
内部1枚に撮り納めることができないから、3回に分けて、左から右へ30度ずつずらして撮ったもの。
高さが4階分の抜けがあるのだ。

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研究会が4時半過ぎに終わって、4時47分発のバスに乗るまでに沢山撮ったので、そのうちの2枚を載せよう。
下左は、3階から、先の上の、逆方向から撮ったもの。
ガラス越しに見えるのは、函館山。
下右は、夕日を浴びるガラス張りの建物。

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2006年10月 8日 (日)

嵐が過ぎ去って

20061008_008 台風14号が、太平洋岸をスレスレしながら北東方向へ進んだ後の翌日10/7の朝は、嘘のように、秋晴れの青空となった。
 幸いに、協会などの用事がなく、プライベートな時間がたっぷりな3連休だ。
3連休の一日目は、青空を時々仰ぎながら、ブラブラしたり、昼寝をしたり、テレビを見たりした。
二日目は、どう過ごそうか、思案中だが、溜まってまだ処理していないものがいくつかあるので、今日日中に一気に片付けようかと考えている(苦笑)。
三日目は、トークショーを見に行く予定。

それから、久し振りに、ぺキニーズを撮影しました(苦笑)。
こんなに成長しました。(上:らん母 中:ヒロ♂ 下:ミチコ♀)
   20061008_016

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11/12:講演会のご案内 障害児に豊かな読書体験を―IBBYの活動から―

(財)日本障害者リハビリテーション協会で、次の通り、絵本に関する講演会が開かれる予定。
なぜ絵本か?というと、それは、簡単だ。
絵本を見せながら語るという行為が、幼児自身の、インプットして来る言葉や文章と、絵の中の存在や動きを結びつけて理解することに繋げて行くからである。
一人で読ませるより、親や先生、或いは、理解して語ることができるより上の子供が語ることが一番いい。
かくいう私も、幼い時、絵本を自分で読むより、先生や親に話してもらうことが一番わかりやすかったと記憶がある。
その「わかりやすかった」が、重要な鍵であると考えれば、絵本の読み聞かせで、ろう児には手話が欠かせない。音声や口話で語り掛けること自体が、ろう児には酷なことだ。
そういう点を考えれば、読唇訓練だけでは、中途半端となってしまう。
又、読唇の訓練になるからと主張する人がいるが、読唇の訓練はいつでもできる。
読唇訓練には、理解できるコミュニケーションツールが不可欠だ。
ろう教育の現状では、読唇訓練をしながら、理解する為のコミュニケーションツールが存在していないから、当然、ろう児にとっては残酷だ。
そういう時代を過ごした、多くのろう者(成人)曰く、

訓練時、先生の言うことがわからなかった
先生の唇を真似るだけで精一杯だった
叩かれる(罰せられる)理由もわからなかった
辛い授業だった

であった。
「わからなかった」、それが重要な鍵だ。

 -----(案内)-----
講演会のご案内ページへ
http://www.normanet.ne.jp/info/koenkai20061112.html


「昔からいつも私の最大の念願であり、夢の1つは、本で得られる全ての
素晴らしい冒険への鍵を子どもたちに運ぶことです。」
ハイジ・コートナー・ボイエセン氏

障害のある子どもたちが楽しめる本とは?
国際児童図書評議会(IBBY)障害児図書資料センターのハイジ・ボイエセン氏を招き、IBBYの活動を通して障害児に対する読書支援について講演をしていただき、それを受けて日本の障害児への読書支援についてJBBY(社団法人日本国際児童図 書評議会)の撹上久子氏にお話をいただきます。

また、具体的な1つの支援方法としてDAISYについて(財)日本障害者リハビリテーショ ン協会の取り組みについても報告をいたします。
最後に意見交換により参加者と共に障害のある子どもたちも読書を楽しめるより良い 読書環境について考えていく機会を提供します。
また、会場においては海外及び日本のバリアフリー絵本の展示も行いますのでどうぞ お楽しみ下さい。

【主催】 (財) 日本障害者リハビリテーション協会
【開催日】 平成18年11月12日 (日) 13:30~16:30
【会場】 虎ノ門パストラル5階 ミモザ
   東京都虎ノ門4-1-1
   地下鉄日比谷線神谷町駅4b出口より徒歩2分
   地下鉄銀座線虎ノ門駅2番出口より徒歩8分
   アクセス http://www.pastoral.or.jp/access/index.php

【講師】
   ハイジ・コートナー・ボイエセン氏
     IBBY障害児図書資料センター長/Haug School and Resource Centre
   図書館司書撹上久子氏 
     日本国際児童図書評議会 バリアフリー絵本展実行委員長/臨床発達心理士

【プログラム】
  13:15 受付
  13:30 開会
   挨拶 (財)日本障害者リハビリテーション協会
  13:45-14:30  講演 「障害のある子どもたちに読書の楽しみを」
   ハイジ・コートナー・ボイエセン氏

   休憩
  15:00-15:30 講演 「日本におけるバリアフリー図書の推進活動について」
   撹上久子氏

  15:30-15:50 報告 「DAISYを利用したバリアフリーな図書製作」
     (財)日本障害者リハビリテーション協会
  15:50-16:30 意見交換
  16:30 閉会

当協会ウェブサイトDINF(障害福祉保健情報)掲載中の関連記事本の力―世の中を変える?ハイジ・コートナー・ボイセン氏
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/access/info/norway.html
2005年度 「IBBY障害児図書推薦リスト」より
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/access/info/ibby.html

申込要領
●参加費: 無料
●募集人数: 100名(事前申込制)
●申込方法: (財)日本障害者リハビリテーション協会情報センターまでメール
   またはFAXにて11月8日(水)までにお申込み下さい。
●その他: 逐次通訳、パソコン要約筆記あり
   ★手話通訳・点字資料・磁気ループが必要な方はお申込み下さい。

e-mail: dinf-j@dinf.ne.jp 担当:有田・飯田
FAX:03-5273-1523
お問い合わせTEL:03-5909-8280/03-5273-0601

「参加申込み用紙」
お名前(ふりがな):
ご所属
ご連絡先
□住所 〒
□電話
□FAX
□e-mailアドレス

下記に該当します(該当するものに○を付けてください。)
1) 車イス使用
2) 手話通訳が必要
3) 点字プログラムが必要
4) 磁気ループが必要

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2006年10月 7日 (土)

北海道のろう学校に手話導入

だいぶ2週間ほど経ってしまったが、北海道教育委員会で、北海道内のろう学校の手話導入を明示した。
東京都は、各ろう学校で手話導入を受け入れている方向へ移りつつあるが、残念なことに、教育委員会が教育方針を示してはいない。
東京都教育委員会が北海道の教育委員会を見習って欲しいと思っている。

※参考として、そのまま引用です。

手話:ろう学校で導入、道教委が実践研究へ 来年度から数校指定方針 /北海道
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/hokkaido/shakai/archive/news/2006/09/28/20060928ddlk01040177000c.html
(毎日新聞オンライン)

 道教委は27日、道内のろう学校で手話導入の実践研究を実施する方針を明らかに した。国内のろう教育は補聴器でわずかな音を聴きながら口の動きを読み取る「聴覚 口話法」が主流で、手話を体系的に学ぶ機会はほとんどない。道教委は全国の専門家 を集め年度内に独自の研究デザインを策定。来年度から道内のろう学校数校を実践校 に指定する。

 道議会本会議で自民党・道民会議の小野寺秀氏(帯広市)の質問に吉田洋一教育長 が答えた。

 道立ろう学校は8校あり(うち1校は高校に相当する高等ろう学校)、351人 (5月末現在)が学ぶ。幼稚部(幼稚園に相当)で口話の基本を習得。手話は聴覚障 害者の親を持つ子供が家庭内で学んだり、子供同士が遊びの中で覚えるしかなかった。

 日本弁護士連合会は05年4月、聴覚障害者からの人権救済申し立てを受け、「法 的に手話を言語と認め、手話ができる聴覚障害者を教員として積極的に採用すべき だ」と文部科学省に提言した。

 道教委は今後、発達心理学や言語学の専門家やろうあ者団体、保護者らに参加を呼 びかけ外部委員会を設置。文法体系が日本語と異なり、聴覚障害者の意思疎通に適す ると言われる「日本手話」と日本語の書き言葉双方の習得(バイリンガル教育)を念 頭に、障害の程度に応じた導入時期や口話との併用方法などを検討する。ただ、口話 教育を望む子供には口話を引き続き用いる。

 道ろうあ連盟の石澤美和子事務局長は「長年の要望が認められ、『やっと』という 思いだ。手話が習得できれば人とのつながりも広がる。ろう学校にろうあ者の教員が 増えてほしい」と歓迎している。【横田愛】

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2006年10月 5日 (木)

山本譲司著『累犯障害者』

4103029315 『累犯障害者』
 山本譲司著
 新潮社 1400円(税別)
 2006年9月15日出版

 犯罪を起こす障害者を中心に、社会の中の差別・矛盾・偏見などを鋭く書いたものだ。この本が出た時、すぐ、アマゾンで注文した。
障害者全体ではないが、ろう者犯罪に関心を持ち始めたのは、1998年に、フランスで、刑務所の中のろう者が苦痛を訴えるという番組を見た時であった。
ギー・ブショボ氏の家に泊めていただいた時、ギー氏から、見るべきビデオがあるよと薦められたのが、その番組を録画したものだった。
出演されたのは、犯罪を犯し、刑務所に入れられたろう者だった。
健聴者だったら、顔にモザイクを入れて、声調を変えて、誰なのかわからないようにするのだが、手話で語るろう者は、モザイクではなく、白い面をつけて帽子をかぶって、長袖に白手袋という姿であった。
手袋と長袖からのぞく肌は黒かったから、黒人だとわかっただけだ。
フランス手話で、刑務所の中の暮らし、服役内容、犯罪内容、それから、刑務所のコミュニケーション問題などなどを語っていた。
白い面をかぶせたまま、手話しているのを見ると、私には理解できるとは言い難く、ギーさんの通訳が頼りだった。
 私にとって、刑務所で服役しているろう者の存在は、そのテレビ出演のろう者が最初であった。
準禁治対象から外され、半減されていた犯罪罰則も同じく服役するようになって以来、刑務所に入れられたろう者が結構いる筈だと思いつつ、今になってようやく、その本が出たのだ。

 それから、意外なことに、ろう者は、性対象として弄ばれることが多い。
昔から、且つ、世界中に、必ず、その問題ケースが必ずあり、私が親しくなった、ろう相談員から、この、いろいろな話を聞いた。
ろう児・生徒が、ろう学校教師、修道士、血縁のない家族の者に、性対象として弄ばれてしまったというケースが一番多い。
なぜ、性対象として弄ばれるか、それは、『累犯障害者』を読むと、ヒントが見つかるかもしれない。

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