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2006年8月15日 (火)

フンボルト大学の前で何か起きたのか?

DHI2006発表会場のフンボルト大学Humboldt-Universitatは、マルクス、ヘーゲル、アインシュタインらを世界的に著名な学者を輩出した大学として知られている。
正門が開放しているので、見物の人が結構来ているそうだ。更に、裏門から中庭に入ることもできるのだ。

20060730_009ウインター・デン・リンデンという大通り挟んで、大学正門の向かい側に、広場がある。
奥に聖ヘドヴィヒ大聖堂、左隣がベルリン国立歌劇場。

20060730_010 20060730_016その広場で、期間限定の国際展示(上中、上右)が開かれていた。この展示は、世界中に回って、日本では東京で2005年に開かれ、シドニーを回って、ベルリンへ来たそうだ。各々の熊模型にいろいろあしらっているのだ。

しかし、この広場に来て、このユニークな展示を楽しむ人々は、ここで過去に何か起きたか、誰でも想像できなかったと思う。
かくいう私も、7/30に見物した時、展示に目を傾けるばかり、あるものに、全然気付かなかった。
7/31に、ナチとベルリンの歴史を訪れる手話ガイドツアーに参加して、ツアーの最後に、この広場に来た。
何かあるのだろうと、私達が思ったのだ。
広場の中心の、地に四角いガラスを張ったところへ連れられて行くと、ガイドが「下を見ごらん。何か見えますか。」と…。
参加者全員が「本棚」。
私も覗くと、本1冊もない書架が見えた。

< ガイドの説明 >
ナチ時代に、あらゆる出版物がナチの検問対象となり、退廃的なものが全て集めて焼き払われた。
図書館や大学図書館も対象になり、退廃的なものを集められて、ここ(四角いガラスのところ)で焼かれたのだ。
ヘレンケラーの書物も、ここで焼かれたのであろう。
この過ちを繰り返さない為に、記憶に留めるために、ここに碑を置く。

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